小松サマースクール
北陸で未来の地図を広げよう
小松サマースクール(KSS)は、高校生向けの日英バイリンガルサマースクールです。
日本や海外から集まる高校生・大学生と共に1週間を過ごし、
自分の新たな一面を発見して将来について想いを馳せるきっかけを提供します。
この夏、あなたも最高の仲間と共に、自分について、将来について、考えてみませんか?
小松市で開催する理由
小松市は、木場潟や日本遺産に指定された石の文化などの自然豊かな環境、歌舞伎をはじめとする伝統工芸、コマツなどに代表される工業など、長い歴史の中で自然、伝統、工業が今日まで守られ、そして発展してきました。さらに、小松市は国境を越えた国際交流の推進を積極的に行なっており、世界の様々な都市との交流事業を展開するなど、異文化理解もさかんな土地です。
そんなのびのびと学ぶことができる環境の中で、様々なバックグランドをもった高校生参加者、大学生スタッフ、社会人の方が小松市に集結し、小松サマースクールは開催されます。(小松市の特徴についてはこちら)
多様なプログラム
KSSでは様々なプログラムを通してインプットとアウトプットを行い、自身の考えを深めていきます。海外の大学生からリベラルアーツの授業を英語で受けるセミナー。日本、世界を舞台に、様々な分野で活躍される社会人の方を講師としてお招きし、自身のこれまでの人生の歩み、考えなどのお話を伺うフォーラム。
歌舞伎メイク体験や、九谷焼の絵付けなど、小松市に根付く伝統文化、地域の方がとの出会いを提供する小松文化体験。国連大学 サスティナビリティ高等研究所 いしかわ・かなざわオペレーティングユニット(UNU-IAS-OUIK)の協力を得て行う、SDGsワークショップ。他にも、皆さんの学びと気付きを最大化するプログラムがたくさん用意されています。
地域の皆様のご協力
第34回となる「2018年度国際交流基金地球市民賞」に、小松サマースクール実行委員会が受賞しました。設立から今まで、たくさんの企業、団体、個人のみなさまにお力添えをいただき本当にありがとうございます。
また小松サマースクールは、多くの企業・団体にご協賛をいただいております。本団体の理念にご賛同いただき、ご支援くださいましたこと厚く御礼申し上げます。
小松サマースクールの特徴

セミナー
「対話」を軸にした少人数授業で、批判的思考を養います。海外の大学生と日本の大学生がペアで学術的な授業を英語で教えます。

小松文化体験
小松に繰り出し、悠久の伝統文化を五感で感じます。受け身になりがちな座学だけではなく、体を存分に使って学ぶことができる時間です。

フォーラム
普段出会うことのない大人との関わりにまだ見ぬ将来を描きます。多様な分野で活躍されている社会人をお招きし講演を行なっていただきます。

ハウス制度
サマースクール期間中、高校生5名、ハウスリーダー1名、セミナーリーダー1名、実行委員数名からなる家族の様な「ハウス」と呼ばれるグループで過ごします。
過去参加者の声
KSS2020onlineに参加して、KSSで出会った人たちの姿を見て何事にも挑戦する自信をもてた。KSSは挑戦を応援してくれる。普段やらないような事にも飛びつきましょう!
ゆうき
KSS2020online参加者ABC Company
友達に誘われて軽い気持ちで参加したけど、実際参加して英語長文への恐怖心もなくなったし、将来のへの考えも具体的になった。充実したプログラムを体験した後には今とは違う世界が見えるようになる!
とき
KSS2020online参加者
英語のセミナーはハードルが高く感じるかもしれないが、自分を成長させ変えるいいきっかけだと思うので、ぜひ参加してください!
あかり
KSS2020online参加者
KSS2019の様子
KSS代表理事 徐夢荷
インタビュー
「改めて問う、KSSの意義とは?」
代表・実行委員長挨拶
徐 夢荷
代表理事
他人を知って自分を知る
小松サマースクール実行委員会の代表を務めます、徐夢荷と申します。
小松サマースクールは2014年より、参加する高校生に「他人を知って、自分を知る」きっかけを提供しています。
私は18歳のときに初めて中国を離れ、留学のために日本に来ました。それまで閉鎖的なコミュニティで育ってきたために、進路には「正解」があると信じ込み、敷かれたレールの上を懸命に歩んできました。そのため、来日して「大学」という自由な環境に身を置き、多くの選択肢を目にしたとき、どのように生きるべきか非常に戸惑いました。
そんなときに出会ったのが小松サマースクールでした。初年度の2014年は大学生スタッフとして参加し、多様なバックグラウンドを持つ大学生や高校生、様々な分野で情熱を注いで活躍する社会人と出会いました。それをきっかけに私は初めて、「自分は何がしたいのか」「自分の強みを活かしてどのように世界に貢献したいのか」と考えるようになり、生き生きと学び、生活する体験をしました。
その後、私はいろいろな方と出会う中で、かつての私と同じように、進路の「正解」に縛られている人がたくさんいることに気付きました。小松サマースクールは日本の地方発のプログラムとして、高校生にたくさんの出会いときっかけの場を作り、「人生の選択肢はたくさんあること」や、「自分らしく生きることの楽しさ」を伝えたいと思います。そして、小松サマースクールに関わった人たちがつながって大きな輪となり、世界にポジティブな影響を与えていくことを夢見ています。
小松サマースクールは、これまで国内外の多くの方々に支えられて今年で7年目を迎えることができました。皆様から頂いた恩恵を糧に、未来を創っていく若者を全力で後押しし、社会に貢献してまいります。
どうか、これからもお力添えのほど、よろしくお願いいたします。
市川 裕太郎
実行委員長
新たな「日常」への挑戦
こんにちは、小松サマースクール実行委員長の市川裕太郎です。
小松サマースクールの特徴は、「バイリンガルであること」と「リベラルアーツを軸にしていること」です。それはどういうことか?改めて、小松サマースクールの意義について考えてみました。
「バイリンガル」であることの目的は「英語を話せるようになること」ではなくて、結局のところ「世界中の人と意見を交換すること」ではないでしょうか。また、「リベラルアーツ」の目的は「様々な学問を学ぶこと」ではなくて、とどのつまり「自分の頭で本質を考えること」ではないでしょうか。
つまり、小松サマースクールは「バイリンガルであること」、そして「リベラルアーツを軸にすること」によって参加する高校生の皆さんに「世界中の人と意見(価値観)を交換し、自分の頭で本質をよく考え、そしてそれをまた他者と共有する(以下、繰り返し)」体験を提供する場所であるべきです。
「へーかっこいいじゃん」って思いましたか?でもよくよく考えてみてください。「あれ、自分の頭で考えて伝えるというなら、結構日常でもやっている」と思いませんか?そう、そうなんです。実は。別に特別なことではない。「世界中の人と」というのを「友達と」、或るいは、「家族と」と言い換えれば、普段からやっていることだし、その中で様々な喜怒哀楽を経験していることです。
小松サマースクールはその体験を、約1週間という短い期間の中で、様々なプログラムや人との出会いを通じて濃密に経験してもらう場です。世界中から集まった新しい人との出会い、知らなかった価値観との出会い、という点で「非日常」的空間ではありますが、それは決して「日常」とかけ離れたものではありません。その後の「日常」を楽しく、充実させるための、そんなサマースクールを開催したいと思います。そんな中で、自分の知らなかった新たな自分に出会うかもしれない。
「様々な価値観に触れたい」、「自分の考えをもっと表現したい」、「せっかくの夏休みをなんとなく過ごしたくない」、「なんだかなと思いながらもどうすればいいかわからない」、そんな高校生の皆さんに参加してほしいです。
小松で未知なる「日常」に飛び込むための第一歩を踏み出してみませんか?小松サマースクールは挑戦するための場所です。失敗を恐れないでください、アットホームな大学生がついています!高校生の皆さん、最高の夏を一緒に作り上げましょう!
PARTNERS
2021年度実績
小松サマースクール2021の開催にご協賛をいただきました企業・団体の皆様を紹介いたします。
助成
小松市(石川県)
特別協力
国連大学サスティナビリティ高等研究所 いしかわ・かなざわオペレーティングユニット事務局
後援
外務省 アメリカ大使館 Princeton in Ishikawa 石川県 小松市 金沢市 能美市 加賀市 石川県教育委員会 小松市教育委員会 金沢大学
金沢工業大学 公立小松大学 公益社団法人石川県国際交流協会 小松市国際交流協会 小松商工会議所 特定非営利活動法人こまつNPOセンター
協賛
株式会社小松製作所
加藤レディスクリニック
南熔工業株式会社
株式会社曽⽥製作所
株式会社⻘郊
※順不同、敬称略