自然に恵まれた小松では、豊かな食文化が育まれてきました。手取川の周りに広がる加賀平野では、農業が非常に盛んに行われており、米やニンジン、トマト、加賀丸いもなどの四季折々に旬の加賀野菜が手に入ります。
郷土料理として伝えられる「柿の葉寿司」、松尾芭蕉が奥の細道の途中で食べたとされる「小松うどん」、小松市発祥の「塩焼きそば」、JRと小松市が開発しふるさと食品コンクールでの農林水産大臣賞を受賞した「トマトカレー」、カニの身を甲羅に詰めてそのまま揚げる「カニの甲羅揚げ」など、ご当地グルメも豊富です。
また、霊峰白山から湧き出る清流にも恵まれ、全国でも有数の酒処となっています。石川県には日本酒を製造している蔵元が数多くあり、小松も例外ではありません。特に、小松で醸造されている「神泉大吟醸」は、金沢区国税局酒類鑑評会(平成26年)で最高賞を受賞し、政府専用機の正式機内酒として採用されています。