KSSの特徴

小松サマースクールではその年のテーマに合わせて様々なプログラムを企画しています。

ここでは毎年開催されている4つのKSSを代表する以下のプログラムについてご紹介します。

フォーラム

普段出会うことのない大人との関わりにまだ見ぬ将来を描く
日々勉強や部活動に勤しみ、自分と向き合う時間がなかなか取りづらいのが高校生。フォーラムでは、多様な分野で活躍されている社会人をお招きし講演を行なっていただきます。

人生の数ある曲がり角での選択や考え方を知ることにより、高校生は自分に落とし込んで将来のイメージを膨らませます。講演後には少人数で興味のある話をより深く聞き、身近なロールモデルとして設定するとともに自分が持つ無限の可能性に気づくことができます。貴重な大人との出会い、将来を真剣に考えるきっかけを提供します。

小松文化体験

小松に繰り出し、悠久の伝統文化を五感で感じる

受け身になりがちな座学だけではなく、体を存分に使って学ぶことができる時間です。「和菓子」「歌舞伎」「祭り」「ものづくり」「IT」といった、小松の誇る伝統文化を体験することで、日本らしさを再発見できるような企画を用意しています。

小松で出会った仲間とともに一つのものを創り上げる喜び。小松に息づく文化や歴史、地域の方々の想いとの出会い。新しい気づきや発見が生まれること間違いなしの遊びあるひと時を。

セミナー

「対話」を軸にした少人数授業で、批判的思考を養う

セミナーでは、海外の大学生と日本の大学生がペアで学術的な授業を英語で教えます。セミナーはリベラルアーツ※の考えに基づいており、高校生5人と大学生2名で構成される少人数型となっています。そのため、大学生が一方的に高校生に講義をするというものではなく、高校生と大学生、そして高校生同士の「対話」を通して、互いに学びを深め合います。

そして、学問的な知識を英語で身につけるだけではなく、自発的な議論を通して社会や自分に対する視野を広げることを目指します。例年、文系・理系を問わず、様々なセミナーが用意され、高校生たちは自分自身の興味に応じてその中から2つの授業を選択します。

ハウス制度

家族の様に、仲間と暮らす7日間

サマースクール期間中、高校生5名、ハウスリーダー1名、セミナーリーダー1名、実行委員数名からなる「ハウス」と呼ばれるグループで過ごします。

出身や年齢、性別、人種や民族が異なる人たちで構成されるハウスでプログラムや移動、食事など多くの時間を過ごすことで、様々な価値観との出会い、そして他者との深い対話を経験することができます。高校生にとってハウスは知的な刺激を受ける場であると共に、精神的なサポートの場ともなります。

HISTORY

「今年の夏も、小松に遊びに行っていい? 」

日本語を勉強している アメリカ人大学生ステファンは、石川県小松市に住むホストファミリーのお母さんに尋ねました。
「もちろん! 何日に来て、どのくらい泊まる?…」
詳しく聞いてみると、なにやら気になることが。


ステファンは、小松のあとに長野県小布施町へ向かうというのです。
そこで、高校生向けのサマースクールに参加するのだとか。


「ねえねえステファン、小布施に何があるの?」
「そこで何をするの?サマースクールってどんなことやるの?…」
初めて聞いた、サマースクールなるものに興味津々のお母さん。

ステファンが小松を発ってから4日目の朝 、ようやく謎が解けました。


高校生と語り合い、華麗に社交ダンスを披露するステファンが、テレビに映っていたのです。
「あ~!サマースクールってこれのこと?」

映像の最後、このサマースクール(HLAB)の大宮透さんが、

腕組みをしながら、学生たちを見て言いました 。

「…来年はサマースクールを他の地方でも開催したい…」


この一言に、 運命を感じた小松のお母さん。
「このサマースクールを小松でもやりたい!」

運営資金も、ノウハウもない中始まった、サマースクールの準備。
HLABを含む様々な活動を支援しているIMPACT Foundation Japanとの共催、

高校生向けサマースクールを提供するHLABからの協力。
また、石川県で20年間アメリカの大学生に日本語を教えてきたPrinceton in Ishikawaを始めとする石川県内の団体からの後援、北陸地方にゆかりのある企業や個人から協賛を頂き、


「今の教育環境は 、このままでいいのか?」
「自分を、変えたい。地域を、変えたい」
「高校時代の後悔を 、後輩に味わってほしくない 」


それぞれの想いを胸に集まった大学生や社会人がみんなで力を合わせ て

サマースクールの準備を進めてきました。

そして、2014年7月30日。


小松サマースクール(略してKSS)2014 が開催されました。

「英語を話せるように、理解できるように努力する同世代の高校生を見て感動した。」
高校1年(当時)/ 女性 / 東京
「サマースクールが終わって、将来の進路を真剣に考えるようになった。」
高校2年(当時)/ 男性 / 東京
「日常生活では話す機会がほとんどない英語を使ったアメリカの大学生との交流や、同じ志を持った友達と様々なことについて語りあった夜は、今でも新鮮な、

そして一生消えることのない記憶として僕の心に焼き付いています。」

高校2年(当時)/ 男性 / 石川

高校生にも、みんなの熱い想いがしっかり伝わったようです。


オリンピックの聖火リレーのように、

 Princeton in Ishikawa やHLABから受け継いだ小松サマースクールの

小さな火が、 年を追うごとに勢いを増し、大きな炎へと近づいています。

今年の小松サマースクールも、高校生の心に「ボッ!」っと火が燃え移るような、

熱い熱い7日間になることでしょう。