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「今年の夏も、小松に遊び行っていい? 」


日本語を勉強している アメリカ人大学生ステファンは、石川県小松市に住むホストファミリーのお母さんに尋ねました。


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「もちろん! 何日に来て、どのくらい泊まる?…」


詳しく聞いてみると、なにやら気になることが。ステファンは、小松のあとに長野県小布施町へ向かうというのです。そこで、高校生向けのサマースクールに参加するのだとか。


「ねえねえステファン、小布施に何があるの?」


「そこで何をするの?サマースクールってどんなことやるの?…」


初めて聞いた、サマースクールなるものに興味津々のお母さん。ステファンが小松を発ってから4日目の朝 、ようやく謎が解けました。 高校生と語り合い、華麗にsocial dance を披露するステファンが、テレビに映っていたのです。


「あ~!サマースクールってこれのこと?」


映像の最後、このサマースクール(HLAB)の大宮透さんが、腕組みをしながら、学生たちを見て言いました 。


「・・・来年はサマースクールを他の地方でも開催したい・・・」


この一言に、 運命を感じた小松のお母さん。


「このサマースクールを小松でもやりたい!」


運営資金も、ノウハウもない中始まった、サマースクールの準備。HLABを含む様々な活動を支援しているIMPACT Foundation Japanとの共催、高校生向けサマースクールを提供するHLABからの協力、また、石川県で20年間アメリカの大学生に日本語を教えてきたPrinceton in Ishikawaを始めとする石川県内の団体からの後援、北陸地方にゆかりのある企業や個人からの協賛の元、


「今の教育環境は 、このままでいいのか?」


「自分を、変えたい。地域を、変えたい。」


「高校時代の後悔を 、後輩に味わってほしくない。 」


それぞれの想いを胸に集まった大学生や社会人がみんなで力を合わせ てサマースクールの準備を進めてきました。そして、2014年7月30 日。小松サマースクール(略してKSS ) 2014 が開催されました。


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「英語を話せるように、理解できるように努力する同世代の高校生を見て感動した。」

高校1年/女性/東京


「サマースクールが終わって、将来の進路を真剣に考えるようになった。」

高校1年/ 男性 /東京



「日常生活では話す機会がほとんどない英語を使ったアメリカの大学生との交流や、同じ志を持った友達と様々なことについて語りあった夜は、今でも新鮮な、そして一生消えることのない記憶として僕の心に焼き付いています。」

高校2年/男性 /石川



高校生にも、みんなの熱い想いがしっかり伝わったようです。


オリンピックの聖火リレーのように、 Princeton in Ishikawa やHLABから受け継いだ小松サマースクールの小さな火が、 年を追うごとに勢いを増し、大きな炎へと近づいています。


今年の小松サマースクールも、高校生の心に「ボッ!」っと火が燃え移るような、熱い熱い数日間になることでしょう。